薪のある暮らし方研究会について
薪のある暮らし方研究所のプロフィール
薪のある暮らし方研究会(通称:薪研)の活動は、2009年、滋賀県中小企業家同友会東近江支部会員らにより専門部会が立ち上がりました。
その後、2009年6月7日第1回の研究会が開催され、具体的なストーブの開発、薪の安定的な供給に向けて調査研究を重ねてきました。
2010年以降は林野庁・滋賀県の補助事業として「針葉樹を主燃料にできる純国産セラミック製蓄熱式薪ストーブ開発」に取り組み、針葉樹・間伐材を主燃料とできる国産の小型蓄熱式薪ストーブの開発を致しております。
2013年からは薪・原木の本格的な販売事業を始めました。
2011年 小型蓄熱式薪ストーブ MARK-α
薪のある暮らし方研究会が3年の試行錯誤を重ねて開発した国産薪ストーブ。(写真はMARK‐α試作器)
蓄熱式薪ストーブの開発からはじまり、ユーザーニーズ調査などを経て、熱効率の良い蓄熱式と即暖性のある輻射式、双方の良い点をあわせた「ハイブリッド型」薪ストーブを開発しました。特徴は以下のとおりです。
2012年度秋から設置モニターを募集する予定です。 (モニター募集は終了しております。)
<開発コンセプト>
・間伐材針葉樹を燃料にできる蓄熱式薪ストーブ
・購入しやすい本体価格
・日本の住宅にマッチするサイズ
・高度な燃焼効率
・住宅街でも設置できるようにアメリカEPAの排ガス規制基準をクリアする排気ガスレベル
・素材・製造は国産で国内の産業創出への寄与
メディア紹介
薪のある暮らし方研究会とMARK3が「薪ストーブライフ」2012年1月号に掲載されました。
琵琶湖環境ビジネスメッセでの展示
琵琶湖環境ビジネスメッセH-06ブースにて蓄熱式薪ストーブを展示しております。展示は「薪のある暮らし」をイメージしていただくような普通の部屋をしつらえました。
2009年デンマーク製蓄熱式薪ストーブ・昭和初期日本製薪ストーブ視察 北海道
2009年 MARK1とベルギー製薪ストーブの燃焼試験
2010年 株式会社大鋼製作所実験棟 MARK‐α
2012~2013薪のある暮らし方方研究会ストーブ実験装置概略図
薪のある暮らし方研究所では下記に示す内容で評価実験を行っています。
ストーブ評価実験概略図を図1 に示す。
設置する薪の形状についてはEPA 規程に従い、3.0kg の薪を使用
また、0.1kg の焚きつけ材と新聞紙2枚を点火材に用いた。今年度は炉内の大きさに対する薪の量を再検討した結果2.0kg に変更した。 変更後の薪の形状を図3 に示す排出ガス中のCO、CO2、O2 濃度は堀場製排ガス分析装置測定MEXA-584L によって計測した。 この分析装置の水分の結露を防ぐため、Ice Bath を通して排出ガスを0℃まで下げて、水分を凝縮した。
このサンプリング流量は約4L/min で一定とした。ススなどの大気中に冷却凝縮される微粒子(PM)の測定はテフロン製フィルターを使用し、全量計測を行なうために希釈管を用いる。 希釈管は、TRUSCO 製エアーフローを用いて煙突部からの排ガス量以上の空気吸引を行い、排ガスを空気で希釈混合させる。 混合を十分にさせるため、希釈管内における風速計測および微粒子計測点などはEPA 規程に従い、図1 に示す位置で計測を行なっている。
薪のある暮らし方研究会 会員(2013年5月現在)
【会員】
株式会社安土建築工房
株式会社大鋼製作所
マックスウッド
前出産業株式会社
宮川バネ工業株式会社
滋賀県立大学鵜飼研究室
【ストーブ技術協力】
立命館大学理工学部燃焼工学研究室
滋賀県工業技術センター信楽窯業試験場
薪のある暮らし方研究所の所在地
〒528-0067 滋賀県甲賀市水口町山1640-455
TEL 0748-63-5539